2007年11月17日土曜日

フラットサイドクランク

ご存知の通り僕はYattaLuresというブランドを立ち上げて
バルサハンドメイドクランクを製作、販売しています。
お陰様でF102は好評で、次回製作分の予約も入ってきています。嬉しい限りです。
一応、完成日が確定できないので予約はとらないつもりでいましたが
そのことを知らない方から予約をお願いされると、説明するのも
気が引けるため、予約を受けてしまっています(汗)
そうすると、期限に追われると本当に心労で倒れそうになるので
体に悪いのですが。

さて、今日はフラットサイドクランクについて思うことを。
フラットサイドクランクですが、2年ほど前のクランクブームで、
アメリカンクランクがたくさん入ってきて、それに便乗した形で
日本のマスプロメーカーが樹脂製のフラットサイドクランクを
リリースしました。
皆さんもいくつかは買ってみたのではないでしょうか。
私もかなり買いましたしメジャーどころはほとんど持っています。

ところが実際皆さんどうでしょうか?
朝一ファーストキャストでフラットサイドクランクを投げてますか?
たぶん投げてないんじゃないかと思います。
クランクを投げるならノーネームクランクかブリッツあたり
を投げているんじゃないでしょうか。

というのも、本当に「これ、どうなん?」と疑問に持たざるを得ない
フラットサイドクランクばかりなんですよね。
正直言って使えるフラットサイドクランクってどれだけあるの?と僕は思っています。
特に日本の樹脂製のフラットサイドクランクのいくつかはどうかと思う。
全く本質を理解してないようだけど、キャッチコピーには
スゴイことが書いてあったりする。
そういうメーカーはフラットサイドクランクは商品ラインナップのほんの
一部だから売れなくなったらそんなもの売ってたことを忘れたかの
ように新しいブームにあわせて他のルアーを作ってまた派手なコピー
で売ればいいのだろうけど、多くのアングラーはそれが
フラットサイドという種類のルアーの性能だと思ってしまうから
その誤解を解くのが大変です。
我々ハンドメイドビルダーは彼らが食い散らかした後の片づけみたいな
ことまでやっていかいないといけないということです。
あれは確かに駄目だよね、でもフラットサイドだから全部あんなじゃないよって。
何度説明したことか。
試作作ってテストして、駄目だと思ったら製品化しないで欲しい。
出したとしてもどうみても嘘八百のキャチコピーで売らないで欲しい。
アングラーがこれがそのタービュランス効果&ハイピッチなのか、
でも俺には向かないな、とか思ってしまうから。
まぁ、商売的に控えめなキャッチッコピーというのもないのだろうけど。

これで読んだアングラーの方で、既存のフラットサイドクランクでお気に入りが
無いとか、失望し続けてきた人は、是非僕の作ったF102を使ってみて欲しい
と思います。
きちんと試作を作ってテストして、駄目ならやりなおして、というプロセスを
踏んで時間をかければ、フラットサイドというクランクがどれだけの
ポテンシャルを秘めたクランクになるのかということを
知ってただけると思う。





Yatta Lures 
フラットサイドクランクベイトF102次回リリースは2008/1末予定

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