2008年12月1日月曜日

鋳物

金属加工環境もなかなか充実してきて
ようやくまともな仕事ができる環境になってきた感じ。

リードバイスは遅れているが週末届くし、
北岡ヤスリとニコルソンも週末届く。
作業机にリードバイスを接地してもろもろ雑用で
週末は終わるだろう。
そもそもF102の塗装もしなければいけない。

いままでは急ぎの仕事が多くてエイヤっで
作ってきたけど、そろそろ真面目にやったらどこまでの
精度がでるのか、というトライをしてみようと思う。
そのための材料だけど、鋳物にトライしてみようと思う。
それもFCD。ダグタイル鋳鉄だ。いい鋳物だ。

これを、まず平面板にし、アリミゾをつける。
研削盤は持っていないのでフェイスミル加工の後、
光明丹でやすりで平面を出してみよう。

躍動面はあり溝にする。
これもやすりを使って仕上げよう。これにはバローベの
もう少し細いやすりが必要だが、今週東急ハンズに行く予定があるので
大丈夫だ。

きさげ工具も注文済み。タンガロイのものだ。
きさげの一削りは1ミクロンなのかサブミクロンなのか。
あるいは10ミクロンなのか。なぜ研削盤じゃ駄目なのか
知りたい。単に油溜まりのためだけだったらきさげは
平面を出す道具じゃないじゃないか、と思う。
本当はいったいどうなんだ、と。

最後はダグタイル鋳鉄に焼きを入れる。大きいから
バーナじゃ焼きが入らないかも。
もしどうしても焼きが入れられなかったらこれは
専門家に焼いてもらおう。いい鋳物だから焼いてもひずまないはずだ。
そうしてできあがった躍動面はぴったり吸い付くように
躍動するか?

ところでなんでこういうトライをするか?
実はすぐに必要なジグはそれほど精度が必要でないケースも多い。
そうするとどうしても技術進歩が無い。
技術進歩が無いから、どうしても目先の作りやすい方式で
作ってしまう。ネガティブフィードバック。
時々失敗するかもしれないけれど、難しい挑戦をしていかないと
いけない。そうすると一段上の世界に行ける。
ルアー製作も全く同じ。
誰よりもいいルアーを作ろうとするから進歩する。
適当なルアーを作っている人はいつまでたっても駄作を作る。
駄作を量産する人はたくさんいるが、いいものを作れる人はほとんどいない。
そうだ、そういえば、先日情熱大陸で滋賀の大工の人の宮内さん
というの話をやっていた。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/11_09.shtml

この人のもの作りのクオリティは高い。
こういう姿勢と情熱、この人のレベルで
物作りしているルアービルダーはいない。


Yatta Lures
ブラックバス バス釣り ハンドメイドルアー

0 件のコメント: